いま、テレビの役割を問う ~地域に貢献するメディアであり続けるために

開催日 2023年7月26日(水曜日)

 7月26日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第488回番組審議会が開催されました。今回は特定番組についての合評ではなく、テレビ朝日系列の番組審議会委員代表者会議のテーマ「いま、テレビの役割を問う ~地域に貢献するメディアであり続けるために」について意見交換を行いました。

 委員からは「記者と取材対象者との地理的、時間的、心理的距離が近い強みを活かし、これからも地域密着番組を数多く放送してほしい。」「ステレオタイプな切り口ではなく、例えば地域の歴史を新たな視点で掘り起こし、魅力を再発見させてくれるような内容を期待する。また、全国的な話題を地域の視点で切り取り、地域に住む私たちが身近に感じるような伝え方をしてほしい。」「教育分野等あまり取り上げられてこなかった分野も開拓してほしい。」といった意見が出ました。

 また、「災害報道、防災に関する情報発信が最重要である点はいうまでもない。素早く正確な情報提供だけでなく、地元メディアとして被災住民に寄り添う眼差しを大切にしながら発信してほしい。」「2023年1月に在仙プロスポーツ4団体の社長によるトーク番組を放送し、番組をきっかけにして様々な事業に発展した。地域経済を活性化するために、今後も放送だけで終わるのではなく、番組を起点に他の企業との協業等につながる企画を期待する。」「放送だけでなく、リアルイベントやオンラインを活用した双方向のふれあいの機会を増やしてほしい。」「企業としての信頼をゆるぎないものにする一方、これまであまり取り上げられてこなかったジャンルへの新たな番組づくりの挑戦や、番組づくりのプロセスに関する再設計が必要なのではないか。」「khb1社だけはなく、局の垣根を超え、媒体の違いを活かして、地元にある様々な地域メディアと連携して地域を盛り上げる活動を広げてほしい。」といった意見もありました。