開催日 2025年7月23日(水曜日)
7月23日(水)午後4時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第508回番組審議会が開催されました。今回は特定番組についての合評ではなく、テレビ朝日系列の番組審議会委員代表者会議のテーマ「地上波テレビとコンプライアンス ~テレビの信頼回復に向けて~」について意見交換を行いました。
委員からは「うそか本当か分からない情報が溢れている中で、責任の所在の明確さがテレビの最大の武器であることから、質の高い情報を提供し続ける姿勢こそが視聴者からの信頼を生む術になる」「個人の考え方や志向性のみで生きることが可能になった現代だからこそ、その見方を広げるマスメディアの役割は、これからより一層重要になる」「意思決定する組織の中に、多様性を意識するメンバーが入れば、柔軟で複雑な組織への第一歩になる」といった意見が出ました。
また、「制作現場の倫理育成について、多様性や人権への配慮を企画段階から組み込み、視聴率優先の価値観からの脱却が大事である」「女性の声や被害者の声を正面から受け止める感性と誠実さを、文化として根付かせられるかが根底にある」「メディアで働く人たちが、自らの使命を認識し誇りをもって仕事できる場であることが重要だ」「役職、性別、年齢関係なく対等に意見しあえる風通しの良い組織であることが大事である」といった意見もありました。