開催日 2026年3月25日(水曜日)
3月25日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第514回番組審議会が開催されました。
対象番組は、東日本大震災の津波を撮影したカメラマンのドキュメンタリー「津波を撮ったカメラマン~生と死を見つめた49日間~」です。東日本大震災発生時に気仙沼支局で撮影を担当した千葉顕一カメラマンに焦点を当て、発災から49日間の映像と証言をもとに構成された報道特別番組です。
委員からは「震災を過去の出来事として整理するのではなく、一人一人にとって現在進行形の問題として捉え直す契機を与えた」「千葉カメラマンの迷いや苦悩を知ることで、当時の記憶と改めて向き合うための新たな視点を提示してもらった」「地元の一カメラマンの視点を掘り下げたこの番組は、ローカル局こそが持つ最大の強みを明確に示した」「震災を経験した地域のテレビ局の責任として何年経っても繰り返し伝え続ける大切さを感じた」という評価がありました。
一方で「千葉さんを掘り下げるという観点で、15年の中でご自身がどのように変わったのかをもっと知りたかった」「報道従事者の安全管理に関する教育を今後も続けて欲しい」という意見がありました。
番組担当者は「今回の番組は15年の節目に、風化防止と震災の教訓継承を目的として再構成したもの。映像そのものが当時の空気感を十分に伝えるものばかりだったため、過度な演出は全く必要なく、添えるだけのナレーションにとどめた」と述べました。