khb開局50周年 特別番組 『追跡!三陸沖~海の恵みを絶やすな~』 

開催日 2026年5月27日(水曜日)

 5月27日(水)午前10時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第516回番組審議会が開催されました。

 対象番組は、今年3月に放送した、khb開局50周年特別番組「追跡!三陸沖~海の恵みを絶やすな~」です。世界三大漁場の一つである三陸沖を舞台に、海水温上昇や海洋酸性化という地球規模の環境変化を背景に、サバやカキといった主要水産資源の減少と、それに立ち向かう人々の挑戦を描いたものです。

 委員からは「三陸沖のいまを再現したバーチャルスタジオは、視聴者を番組に引きつける効果が大きく、インパクトがあった」「課題の提示に終始せず、サバの陸上養殖や三倍体カキの養殖に挑戦する人々の姿を通じて、希望と可能性を感じさせる構成になっていた」「サバの水揚げ量の推移や海水温の上昇データなど、エビデンスとなる数字が豊富で視聴者の納得度を高めた」「鳥取のブランドサバ視察や式根島での海洋酸性化調査など、宮城エリア外への取材が内容に奥行きを与えていた」という評価がありました。

 一方で「海の環境が変化している科学的背景について、さらに踏み込んだ解説があれば理解が深まった」「番組の最後に『一緒に考えましょう』というテロップで締めくくられたが、視聴者が具体的な行動に移せる仕掛けがあればよりよかった」という意見がありました。

 番組担当者は「海の環境の変化に対する漁師の取り組みと、視聴者の『応援したい、食べてみたい』という思いが環境問題への興味につながれば良いという考え方を基本に、今後も取材していきます」と述べました。