『殿、利息でござる!』特設ページ 更新情報

更新情報

まもなく公開「殿、利息でござる!」関連イベント 仙台3ヶ所で開催

殿、ぐりりでござる!KHBでござる!

「殿、利息でござる!」公開まであとわずか。

地元・宮城県、そして全国の映画ファンからの期待も日に日に高まってきています。
 そして、映画を更に盛り上げるべく、ゴールデンウィークに関連イベントを仙台で開催することになっています。
お近くにお寄りの方、是非一度顔を出して見てください!

(1)仙台文学館「殿、利息でござる!」特別展示

●期間
2016年4月29日(金)~5月31日(火)(予定)
※開館時間 9時~17時
※休館日  月曜日、休日の翌日、第4木曜日
●会場
仙台文学館2階情報コーナー
仙台市青葉区北根2-7-1
●主催
仙台文学館
●共催
KHB東日本放送
●入場料
無料
●内容
映画「殿、利息でござる!」の原作「穀田屋十三郎」(磯田道史著)が収録されている「無私の日本人」(著者サイン入り単行本)の展示や、映画撮影に関連したパネル展示を行います。 ※内容は予告なく変更される場合があります

(2)ショップ&ワンダー アエル「殿、KHBでござる!ぐりりでござる!」

●期間
2016年4月29日~5月8日(日)
展示時間:アエル営業時間(11時~17時) 最終日は15時まで
●会場
ショップ&ワンダーアエル 2F特設会場
●主催
KHB東日本放送
●共催
ショップ&ワンダー アエル
●入場料
無料
●内容
(1)映画「殿、利息でござる!」の撮影に関連したパネル展示
(2)KHBマスコットキャラクター「ぐりり」関連の展示と写真撮影会
(3)KHB番組ポスターの展示
(4)KHBアナウンサーのミニミニトークタイム(会期中3回を予定)
※内容は予告なく変更される場合があります。

(3)KHB開局40周年記念製作映画『殿、利息でござる!』衣装・パネル展

●期間
2016年5月4日(水)~16日(月)10時~19時
(最終日:10時~17時)
●会場
さくら野百貨店仙台店8F
●主催
さくら野百貨店仙台店・KHB東日本放送
●入場料
無料
●内容
映画「殿、利息でござる」の撮影に使用した衣装や小道具、メイキング風景などのパネル展示および映画タイアップ商品の販売などを行います。
※内容は予告なく変更される場合はあります。

舞台の地、宮城県が全面協力!“銭マゲ”こけしポスター掲出開始!!

舞台の地、宮城県が全面協力!“銭マゲ”こけしポスター掲出開始!!

この度、映画の舞台となる宮城県が全面協力!

「映画を観た皆様が宮城県を訪れてくれるよう、県を挙げて応援します!」昨年12月に行われた、「殿、利息でござる!」応援団発足式にて、熱く宣言した応援団長の村井嘉浩宮城県知事のもと、遂に大々的なタイアップが実現いたします。

あまりのインパクトに、発表当時から話題となった、阿部サダヲ演じる穀田屋十三郎による銭マゲ姿。今回、そんな映画ビジュアルから着想を得たという、宮城県の伝統産業である、“こけし”バージョン観光ポスターが大阪、名古屋、博多、広島の主に鉄道エリアにて、本日14日から掲出されます。
殿を相手に一世一代の大勝負に挑み、一発逆転を図ろうと決意する十三郎と、宮城県への誘客を図ろうと決意する(?)こけし。ポスターでは二人の熱い視線が、固い決意を感じさせます。

<「殿、利息でござる!」×宮城県庁 タイアップ内容>

(1)イオンシネマの全国21劇場にて、映画本編映像を使用した、映画タイアップ観光映像が放映中!
 放映期間:2月27日~3月15日

(2)こけしバージョン観光ポスターを大阪、名古屋、博多、広島エリアにて掲出!
 展開期間:3月14日~3月29日

本作のナレーションは、濱田岳さんに決定!

本作のナレーションは、濱田岳さんに決定!

この度、本作のナレーションを、俳優の濱田岳さんが務めることを発表いたします!

“演技派”、”個性派”俳優として呼び声高く、出演する作品毎に圧倒的な存在感を見せる濱田さん。現在もCM、ドラマ、映画に引っ張りだこの濱田さんですが、意外にも映画のナレーターを務めるのは今回が初。これまで中村義洋監督作品『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』、『ゴールデンスランバー』、『ポテチ』、『みなさん、さようなら』などにも多数出演している濱田岳さん。今回、ナレーションでの中村組参加が実現に至りました。

ナレーターを務めるにあたり、濱田さんは「スタッフ、キャストの皆様が作り上げた映像に、最後に参加するというのは、新たな経験であり、責任感と緊張感がありました」と振り返りつつ、「いつものように中村監督と楽しく、そして真剣に、収録させて頂きました。」と自信を見せる一方、「今回どうしても、岳には何かやってほしかった。」と、濱田さんの参加を熱望していた中村監督も「映画に岳の声が入って、思わず「ミッション、コンプリート!」とつぶやいてしまった。」と喜びを語りました。

主演の阿部サダヲさん、瑛太さん、妻夫木聡さんほか、本格時代劇映画への出演は初となる竹内結子さん、10年ぶりの時代劇映画出演となる松田龍平さんらに、新たに濱田さんが加わり、中村組ついに完璧な布陣に!超豪華キャスト陣による夢の競演にご期待ください。

RCサクセション 「上を向いて歩こう」 主題歌に決定!!

★清志郎さん写真(110502武道館A写light-200x300 (c)Babys ★PLEASE%u3000cユニバーサル-ミュージックlight-300x300 (c)ユニバーサル ミュージック

この度、『殿、利息でござる!』の主題歌が、
日本音楽界が世界に誇る坂本九さんの名曲を
RCサクセションがカバーした「上を向いて歩こう」に決定しました!

プロデューサー 池田史嗣氏に聞いた3つの質問

(1)なぜ、この楽曲にしたのか。
まず、曲から決めました。『上を向いて歩こう』はビルボードで全米一位を取った唯一の日本語楽曲。
また多くの悲しみに直面したときに、人々が口ずさむ名曲中の名曲です。
目の前の問題と向き合いながら、悲しみをこらえ、未来に向かって進んで行く庶民にとってこれ以上の応援歌はありません。

(2)どうしてRCサクセションのカバーバージョンなのか。
数多あるカバーの中からRCを選んだのは、そこに込められたスピリットが今回の映画製作の志と完全に 共鳴したから。勿論、監督も私もRCサクセションの大ファンです。
(中村義洋監督は過去作『ちょんまげぷりん』でも忌野清志郎の楽曲『REMEMBER YOU』を使用)
清志郎さんはライブのクライマックスでよく『上を向いて歩こう』を歌い、その際に必ず「日本の有名なロックンロール!」と紹介していたのは有名な話。
“キング・オブ・ロック”忌野清志郎さんは、原曲が持つ単なる歌謡曲に留まらない魅力から、「名もなき者が持つ強さ」いう、ロックにとって何よりも大切なマインドを感じ取っていた(だからこそ大胆にアレンジしてカバーした)…のかもしれません。

(3)「殿、利息でござる!」との関連性
製作にあたって目指したのは、このチームだからこそ作れる、新しくてロックなエンターテイメント。
江戸時代であれ現代であれ、例えお上が頼りなかったとしても、庶民は賢くたくましく、勇気を出して、上を向いて生きていかなければならない。
きっと、いつも世も同じことです。
この話は実話なので、映画に出てくるのは皆実在の人物ですが、歴史上全く無名の存在。
自分たちの町を救うため、己を捨て、強大な権力を持つお上を相手に知恵と工夫で一世一代の大勝負を挑んだ名もない、勇気ある人々のドラマを締めくくり、映画を観てくれた方々に爽快なエネルギーを受け取っていただくには、時代やジャンルなど関係なく、この曲しかないと確信しています。

【コメント】

■阿部サダヲ(穀田屋十三郎 役 主演)
発表しちゃうんですね。
最後清志郎さんの声が聴こえてくるとは思っていなかったので感動しました。
発表しなくていいのに…(笑)

■中村義洋監督
このたび、映画のエンディングにRCサクセションの『上を向いて歩こう』を使わせていただきました。
理由についてあまり多くは語れません。
プロデューサーから「どうでしょう?」と提案され、迷わず「イイね!」と答えました。
歌詞はみなさんご存知の通り。久しぶりに聴いてみて、なぜこの映画を、どうしても今作らねばならないと思ったのか、それを思い出させて頂きました。
清志郎さんはこの曲をライブで演奏する時、「日本の有名なロックンロール!」と紹介していました。
それには、こんなすごい曲があるんだぜ、という意味もあったと思います。
それは、こんなすごい人がいたんだぜ、という、この映画を作る意義にも合致したような気がしています。

■池田史嗣プロデューサー (松竹)
映画のラストを飾る歌を、最も敬愛するアーティストが歌った、一番大好きな日本語楽曲にできたら…ただの夢物語として一笑に付されるかと思いきや、中村監督が「それで行こう!」と即答してくれ、(お二人共お亡くなりになっているだけに)たぶん交渉は困難を極めるだろうと思いつつ、恐る恐る権利元に打診してみたところ、忌野清志郎さん、中村八大さん共に事務所の方に予想以上に好意的に受け止めていただき、実現に至ることができました。
偉大な先人の宝物のような歌を使用できたこと、幸せであると同時に身が引き締まる思いでいます。
国民的名曲を主題歌にいただいた本作、オールスターキャスト&まさかの羽生結弦さん友情出演で既に話題ですが作品そのものは笑って泣いて、最後は爽快な国民的歴史エンターテイメントとして、ついに完成しました。
劇場でお楽しみいただけたら幸いです。

庶民VSお上!ゼニが乱れ舞う本ポスター画像解禁!

『殿、利息でござる!』ポスター画像

ゼニも積もれば3億円…?!豪華顔ぶれが、“小銭“に熱視線!!

この度、本ポスター画像が解禁となりました!
3億円集めて、殿様から利息をいただく!?ビンボーな町を救うため、奇想天外なアイデアでお上(かみ)相手に一世一代の大勝負を仕掛けた穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう/阿部サダヲ)ら、庶民9人。完成した本ポスター画像では、1枚のゼニに<勝機>を見出し、熱い視線を注ぐ十三郎と篤平治(とくへいじ/瑛太)を筆頭に、そうそうたる顔ぶれが勢ぞろい。

計画がバレたら打ち首確実!という手に汗握るスリリングな状況下!驚き、戸惑い、悩み、企み、決意し、歓喜し、微笑み・・・ゼニをめぐって様々な感情を露わにする、登場人物それぞれの表情もみどころです。
さらに、本作タイトルである「殿、利息でござる!」の“殿”の位置には、羽生結弦さん扮する“殿”様の凛々しい姿も初解禁!
大好きな風呂も、お酒もガマン!子どものおもちゃも、宝物も、家財道具も売り払い、家族を奉公に出し、家を売り払ってでも、とにかくひたすらゼニを貯める!決死の節約術で3億円もの貯蓄に励み、ついにはお上に挑もうとした、庶民による、庶民のための、知恵と勇気と我慢の銭戦(ゼニバトル)!その煮えたぎる熱い想い が、ついにはゼニを宙に舞い上がらせる!!

「これも世の貯め、人の貯め。」キャッチコピーとなった一文には、私欲ではなく、ただ人のため、町のため、すべてを注いだ、実在の人々の決意を物語っています。

殿役で羽生結弦が映画初出演!!

NEW 役名 伊達重村(羽生結弦)

これまで豪華なキャスト陣が発表されてきましたが、殿役は、宮城県仙台市出身でソチオリンピック2014フィギュアスケート男子シングルの金メダリスト、羽生結弦さんです。

羽生結弦さんの役どころは、映画のタイトルにもなっている“殿”である、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役。 出演シーンは少ないながらも物語にとって重要な役柄であり、困窮する庶民の前に颯爽と現れる殿という役どころ。

今まで映画などに出演することはなかったが、故郷である仙台に実在した人物たちの感動秘話に、出演を快諾。 氷上での演技で世界中を虜にした名実共に世界最高のフィギュアスケーターである羽生さんが、マゲ姿でスクリーンに初登場します。

完成披露プレミア招待試写会のお知らせ

完成披露プレミア招待試写会

KHB開局40周年記念映画、「殿、利息でござる!」完成披露ペア招待試写会開催決定!
"知恵"と"勇気"と"我慢"のゼニバトルが、今、はじまる
3月16日、MOVIX利府で開催!

「殿、利息でござる!」
完成披露プレミア招待試写会
主催/KHB東日本放送

ペア180組ご招待
日程 2016年3月16日(水)
時間 レッドカーペットイベント 16:30~16:45 舞台挨拶 17:00~17:15
場所 MOVIX利府 レッドカーペットイベント MOVIX利府ロビー
舞台挨拶 4番シアター
登壇者 阿部サダヲ、瑛太、中村義洋監督(敬称略、全て予定)

3月7日(月)必着
応募方法(ハガキ)/住所・氏名・年齢・職業を明記
あて先/〒980-8415 KHB東日本放送
「『殿、利息でござる!』完成披露プレミア試写会」係
※個人情報は招待券の発送にのみ使用します。
※当選の発表は招待券の発送にかえさせていただきます。

※5月7日(土)宮城県先行公開
※(c)2016「殿、利息でござる!」製作委員会

山本舞香、時代劇映画初挑戦!役どころは瑛太演じる茶師の新妻役!!

山本舞香、時代劇映画初挑戦

この度、今季の「JR SKI SKI」のイメージガールとしても話題の山本舞香さんが、本作に出演されていることを発表となりました。

山本舞香さんの役どころは、瑛太さん演じる篤平治の新妻・なつ。京で茶を売ったお金で、日本最北の茶栽培をはじめようとする篤平治につき従い、京から嫁いだその地は、極めてビンボーな宿場町!篤平治の話とは大きくかけ離れ、最初は戸惑うばかりのなつでしたが、そこはふたりの信じ合う愛で、軽々と乗り越えます。そんな新婚夫婦の年の差はなんと14歳!

「町一番の“自称“キレ者」として宿場町の救済に励もうとする夫を、年下ながら叱咤激励し、しっかりと支える若妻を演じます。

ジャニーズWEST、重岡大毅も参戦!役どころは主演・阿部サダヲの息子役!!

この度、ジャニーズWESTの重岡大毅さんが出演されていることを発表致します。

重岡大毅さんの役どころは、阿部サダヲさん演じる主人公・穀田屋十三郎の息子・音右衛門。
幼い頃に母を亡くし、父と妹との3人暮らしの中、家業の造り酒屋を支えてきたしっかり者で、家のことよりも宿場町を救いたいと私財を投げ打つ父に、激しく反発する息子を演じます。

重岡さんの時代劇映画への出演は『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』(2013)、『忍ジャニ参上!未来への戦い』(2014)に続く3作目。

豪華キャスト続々発表!扮装姿を初披露

豪華キャスト続々発表!扮装姿を初披露

先日情報解禁致しました阿部サダヲさん、瑛太さん、妻夫木聡さんの出演情報に加え、豪華キャストの出演情報を発表!

竹内結子さんの本格時代劇映画への出演は初!!その役どころは吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人の“とき“。竹を割ったような、さばさばとした性格もあって住人たちに愛され、さまざまな情報が集まる、現代でいうところの“ハブ的”な存在。阿部さん演じる男やもめの主人公・穀田屋十三郎がほのかに想いを寄せる・・・そんなふたりの恋の行方も気になるところ。

また、松田龍平さん演じる萱場杢(かやば・もく)は、藩の財政を預かる出入司(しゅつにゅうつかさ)をつとめる役人。庶民の「殿に金をお貸しする」という奇想天外な申し出を無情にも拒否し、冷酷無比な切れ者を演じきります。松田さんは「長州ファイブ」(06年)以来、じつに10年ぶりの時代劇映画出演となります。

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)/造り酒屋
思い込んだら試練の道を行く男

菅原屋篤平治(瑛太) /茶師
(自称)吉岡宿イチの知恵者

浅野屋甚内(妻夫木聡) /造り酒屋、質屋
“ケチでしみったれな”金貸し。重三郎とは兄弟

とき(竹内結子)/煮売り屋
          皆に愛される飯屋のおかみ(未亡人)

遠藤幾右衛門(寺脇康文) /肝煎
年老いて生まれたわが子を愛するイクメン。
頼りがいのある男

穀田屋十兵衛
(きたろう) /味噌屋
十三郎の叔父。
ちょっぴり思い込みが激しいがやさしい男

千坂仲内(千葉雄大)/大肝煎
武士の身分に憧れる純真な百姓。
若いのに町を取りまとめる

早坂屋新四郎(橋本一郎)/雑穀屋
極端に優柔不断。最大の関心事は温泉堀り

穀田屋善八(中本賢) /小間物屋
おときを狙うハンター 見栄っ張りなところもある

遠藤寿内(西村雅彦) /両替屋
噂好きで、ええかっこしいで、疑り深い男

萱場杢(松田龍平)/出入司
冷酷無比な藩の役人 。切れ者

きよ(草笛光子)
十三郎、甚内の母

先代・浅野屋甚内十三郎(山崎努 )
重三郎、甚内の父

AKB48岩田華怜、初めての時代劇出演!役どころは主演・阿部サダヲの娘役!!

AKB48岩田華怜、初めての時代劇出演!

この度、AKB48の岩田華怜さんが本作に出演されていることを発表致します。

岩田華怜さんの役どころは、阿部サダヲさん演じる主人公・穀田屋十三郎の娘・加世。
幼い頃に母を亡くし、家業の造り酒屋を手伝ってきた加世は、事あるごとに父に反発する兄と、貧しくなる一方の宿場町を救いたい!と家を顧みずに家財整理と節約に勤しむ父との間で、気を揉みながらも、しっかりと家族を支える心やさしい娘を演じます。

岩田さんの劇映画への出演は成島出監督「ソロモンの偽証」に続く2作目。時代劇への出演は初めての体験となります。

「殿、利息でござる!」タイトル決定! 豪華キャスト発表!

「殿、利息でござる!」タイトル決定! 豪華キャスト発表!

2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られ“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史氏の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」等、今最も注目を集める中村義洋監督が映画化、初めての本格的時代劇に挑みます。

今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた―。実在した穀田屋十三郎ら9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿が、現代によみがえります。

造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)を演じるのは、阿部サダヲさん。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)に瑛太さん。そして十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)には妻夫木聡さん。才能あふれる多種多多彩な豪華キャストの競演が実現しました。

空気に流され、長いものに巻かれるのが日本人だとすれば、自分の欲を捨て、他人のために何かをなしたいと思うのも日本人。そんな<無私の精神>をも合わせもつ日本人のもっとも強く、美しい精髄に迫ります。

町の存続を図るため無私の想いを貫いた町人たちの前代未聞の感動実話。誇ることをせず、何の栄誉も受けとらず、子孫には、先祖が偉いことをしたと言ってはならない戒めのため、これまで子孫は多くを語らず、広く語り継がれることもありませんでした。常識や因習を疑い、ときにはそれと闘い、周囲に流されず、己の信ずる道を突き進む先人たちの姿は、今を生きるわれわれに生きるヒントと勇気を与えてくれます。