系列24社放送番組審議会委員代表者会議テーマ 「生成AI・SNS時代におけるテレビの『価値と責任』~革新技術とどう向き合うか~」

開催日 2026年7月22日(水曜日)

 7月22日(水)午後4時30分から、東日本放送・本社(太白区あすと長町)で第518回番組審議会が開催されました。今回は特定番組についての合評ではなく、系列24社放送番組審議会委員代表者会議のテーマ「生成AI・SNS時代におけるテレビの『価値と責任』~革新技術とどう向き合うか~」について意見交換を行いました。

 委員からは「災害時の迅速な緊急報道やライフラインに関する正確な情報伝達は、公共性の高いメディアとしてのテレビの強みである」「現場に足を運んで取材し、内容を確認して、責任を持って発信することがテレビの基本であるが、AIやSNSが発展する中で、その価値は一層重要になる」「生成AIは字幕・翻訳・映像編集などの定型業務を効率化し、記者やディレクターが深掘り取材やファクトチェックに集中できる環境を生み出す」「テレビは受動的に見るからこそ、視聴者が自分では検索しない情報と偶然出会える。このことがフィルターバブル(アルゴリズムによる情報の偏り)への対抗手段になる」という意見が出ました。

 一方で、SNS では真偽不明の動画が瞬時に拡散し、視聴者が情報を判断しきれない状況が生まれていることから、「古い情報があたかも今起きているかのように流通する SNS に対し、テレビはリアルタイム性と正確性で差別化しなければならない」という意見がありました。また、「生成AI で作成したプレゼン資料からは担当者の情熱やオリジナリティーが感じられなかった」という実例も共有され、AI を「思考の壁打ち相手」として活用しつつも、人間の情熱と判断を最終的な軸に置く必要性が強調されました。AI が出した情報を鵜呑みにせず自らファクトチェックすることの重要性も指摘されました。