新型コロナの感染拡大を踏まえ、村井宮城県知事は県民に慎重な行動を求める、医療ひっ迫防止対策強化宣言を出す検討に入りました。

 村井知事「医療現場が今大変な状況になっています。スタッフが感染をしたりあるいは濃厚接触者になってしまったために(現在、新型コロナは)感染症2類でありますために休まざるを得ない。人手が足りなくなる。患者が増えてくる。負のスパイラルにまさに入ってきてしまっている」

 村井知事は、医療現場の危機感を踏まえ県民に慎重な行動を求める、医療ひっ迫防止対策強化宣言を出す検討に入ったことを明らかにしました。県の対策本部会議を今週中にも開きます。

 新型コロナをめぐっては、政府が18日に2段階の対策強化策を決めています。

 都道府県は独自に判断で、まず医療ひっ迫防止対策強化宣言を出し、それでも医療がひっ迫しそうな場合は、出勤の抑制や旅行の自粛などをより強く求める、医療非常事態宣言を出します。

 ただし、いずれの場合でも飲食店などに対し休業や時短営業を求めることまではしない方針です。