需要が伸び悩むアカガイの生産者を支援しようと、旬のホッキガイの販路拡大を目指す販売促進会が行われました。

 仙台市中央卸売市場で行われた販売促進会には、仲卸業者や飲食店のオーナーなどが参加しました。

 宮城県産のアカガイは貝毒で出荷規制が続き、約2カ半月ぶりに3月から再開されましたが、飲食店などとの取引量は以前の8割ほどにとどまっています。

 アカガイの生産者の中にはホッキガイの漁をする人もいることから、県産ホッキガイの認知度向上が必要となっています。

 仙都魚類鮮魚1部岡野力部長「宮城県産のホッキガイは認知度が低くて魚価も安いというのが課題であったが、ここ1、2年で身質も良くなって北海道ものと遜色ない貝になりつつある」

 水産卸の仙都魚類は、ホッキガイを使った料理を紹介し販路の拡大につなげたいとしています。