イスラエル軍がイランから発射された弾道ミサイルの残骸をメディアに公開しました。軍は、この弾道ミサイルが強力な破壊力を持ち、殺傷を目的としていたと強調しました。

 イスラエル軍が18日、海外メディアに公開した残骸は弾道ミサイルの燃料タンクの部分で、長さは11メートルあります。

 元々のミサイルは18メートルあったと推定され、先端にはおよそ450キロの爆薬が搭載されていたということです。

 イスラエル軍の迎撃システム「アロー」によって撃ち落とされたとみられ、死海に浮いているのが発見されていました。

 軍担当者は「イランが明確な殺傷を意図して発射したものだ」と強調しました。

 イランはシリアにあった大使館攻撃への報復として、13日から14日にかけ、合わせておよそ350のドローン攻撃機や弾道ミサイルなどをイスラエルへ向け発射しました。

 その99%は、イスラエル軍やアメリカ軍などによって撃墜されたとされています。

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