アメリカとイランの戦闘終結に向けた交渉期限が迫ってきました。停戦協議への見通しが立たないなか、ホルムズ海峡を巡って双方の応酬が続くなど、緊張が高まっています。

■“緊張高まる”米イラン 停戦協議は…

 ペルシャ湾に響いた緊迫の無線。

タンカーが受信した音声 「イランの革命防衛隊、お願いします。頼むから撃つのをやめてください。エンジンを止めるので」 「戻ります。メーデー!メーデー!メーデー!」

 この音声は18日、ペルシャ湾上のタンカーの船員が、他の船からの無線を受信し録音したものです。

 音声との関連は分かっていませんが、同じ日、インド外務省は「インド船籍の2隻がホルムズ海峡で銃撃を受けた」と発表。イラン大使に懸念を伝えました。

 緊張が高まるなか、イラン側はさらに強硬姿勢です。

イラン ガリバフ国会議長 「ホルムズ海峡はイランの支配下にある」

 そして、新たに海峡の通航にはイラン側の許可証や安全を確保する費用が必要とするなど、再封鎖を示唆しています。

 一方、アメリカは…。

トランプ大統領 「イランは再び海峡を封鎖しようとした。彼らは長年そうしてきたが、我々を脅迫することはできない」

 また、アメリカ軍が今後数日以内に公海上で、イランの関連船舶の臨検や拿捕(だほ)の準備を進めていると報じられています。

 戦闘終結に向けた交渉の期限が迫るなか、2回目の協議の実現が焦点となっています。

 イラン側は仲介国のパキスタンを通じて、アメリカから新たな提案を受け取ったと明らかにしました。しかし…。

イラン最高国家安全保障評議会 「提案を検討中でまだ回答はしていない。妥協や譲歩は一切行わない」

 イラン側は対決姿勢を崩していません。

イラン ガリバフ国会議長 「私は命も名誉も犠牲にし、血を流す覚悟もある。重要なのは国民の権利とイランの誇りが守られること」

 一方、アメリカの政府高官は「近いうちに突破口がなければ、数日以内に戦闘が再開する可能性がある」と述べたと報じられています。

 協議を前に、双方の溝は埋まっていません。