全国有数のサンマの水揚げを誇る宮城県女川町で、新型コロナにより中止が続いていた、秋の収獲祭が3年ぶりに開かれ、不漁で心配されたサンマも無事に提供されました。

 この祭りは、町の商工会や観光協会が「おながわ秋刀魚収獲祭」として20年以上前から続けていて、新型コロナによる中止で3年ぶりの開催となりました。

 石巻市からの来場客「やっとという感じで、毎年心配してたんですよ。サンマが獲れないというので」 東京からの来場客「すごく美味しくいただいています。また来たいです」

 今年はサンマの不漁から量を確保できない可能性があるとして、開催時期を1か月以上遅らせ、イベント名も「おながわ秋の収獲祭」と「秋刀魚」を外しました。

 代わりに、ホタテやホヤを提供することを検討していましたが、サンマに一定量の水揚げがあったことから炭火焼で6000匹、すり身汁として4000食が訪れた人にふるまわれました。

 高橋正樹・実行委員長「(不漁で)去年のものとかを最悪想定しましたけども、今週とれたサンマだから今年のサンマをみんなで楽しんでもらえるなという感じですね」