東北運輸局は、労働組合の組合費約290万円を私的に使ったとして、課長補佐級の50代男性職員を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。

 東北運輸局によりますと、この職員は東北運輸局の労働組合の会計担当だった2022年から2023年にかけて、組合費約291万円を流用したということです。

 労働組合の会計監査に向けた作業で発覚し、東北運輸局は1日付で職員を停職6カ月の懲戒処分にしました。

 職員は、流用した金を生活費や遊興費に充てたということです。「後で戻せばいいという軽い気持ちでやった」と話していて、既に全額を弁済しました。

 東北運輸局は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます。再発防止に努めます」などとコメントしています。