大阪の繁華街で酔って車の中で寝ている人を狙い、現金などを繰り返し盗んだとして、無職の男が逮捕・起訴されました。

 中村一被告(53)は去年9月までの1年近くの間に、大阪のキタやミナミの駐車場や路上に止められていた車の中から、現金や腕時計など1300万円相当を盗んだ罪で起訴されました。

 警察によりますと、酒に酔って車に鍵をかけず寝ている人を狙い、盗みを繰り返していたとみられ、犯行後は起こさないように半ドア状態で立ち去っていたということです。

 警察は路上で寝ていた人から財布を盗んだとして逮捕した別の男(52)との共謀事件についても送検し、捜査を終えました。

 被害は64件、合わせて2400万円近くに上ります。

 中村被告は容疑を認めているということです。