春の叙勲の受章者が発表され、宮城県では97人が選ばれました。東日本大震災の時に活動した消防団員の男性も選ばれています。

 社会の様々な分野で顕著な功績を挙げた人に贈られる旭日章を受章したのは25人です。

 国や地方公共団体などの公務に長く従事し、功績を挙げた人に贈られる瑞宝章を受章したのは72人です。

 このうち、宮城県の南三陸町消防団の元団長、高橋一郎さんは瑞宝双光章を受章しました。

 高橋さんは、約45年間にわたって消防団として活動し地域防災に貢献しました。

 東日本大震災では、避難所に発電機を持参して電気をつけたり食事を提供したりしたほか、避難者の受け入れを手伝うなど避難所運営のサポートもしました。

 2023年に消防団を引退し、現在はOBとして後進の育成や避難訓練のアドバイスなどを行っています。