木原防衛大臣は海上自衛隊のヘリコプター2機と伊豆諸島の鳥島周辺で通信が途絶えていた件で、「2機とも墜落したと考えている」と明らかにしました。

木原防衛大臣 「SH-60Kですが伊豆諸島、鳥島東約150海里で通信を途絶しておりまして、現在捜索活動を行っておりますが恐らく2機ともその時点においてその近接において墜落したものと現在のところ考えております」

 木原大臣によりますと、発見した2つのフライトレコーダーについて「非常に近接していることから、2機は衝突した可能性が高いと判断している」と説明しました。

 また、乗組員8人のうち、収容した1人の隊員についての死亡を確認したということです。

 そのうえで、行方不明となっている7人について、捜索に全力をあげると強調しました。

 また、墜落した海上自衛隊のヘリコプターと同型機について、訓練を見合わせるということです。

 海上自衛隊によりますと、ヘリ2機は訓練中の20日午後10時38分ごろから相次いで通信が途絶えたということです。