国会では、自民党派閥の裏金事件を受け政党から所属議員に支出される政策活動費の見直しを巡り論戦となりました。
(政治部・森本優記者報告) 政策活動費を巡っては、立憲は見直すよう求めていますが、自民党は慎重で法改正に向けて焦点となっています。
立憲民主党 岡田幹事長 「(5年間の政策活動費)二階幹事長だけで47億円。何に使ったか全く説明されていない。これもうやめましょう、お互い」
岸田総理大臣 「使途を明らかにするということになりますと、各政党に協力した個人のプライバシーですとか、戦略的な党の方針が他の政治勢力や外国勢力にも明らかになる等については配慮しなければいけない」
一方で、22日も裏金事件の全容は明らかになりませんでした。
立憲民主党 岡田幹事長 「森元総理はキックバックの存在も知らなかったというふうに答えられたんですか」
岸田総理大臣 「直接関与したという証言は得られなかった」
立憲民主党 岡田幹事長 「それで納得する国民はどれだけいるんですか」
岸田総理大臣 「具体的な関与を確認することができなかった」
立憲民主党 岡田幹事長 「記録はあるんですか」
岸田総理大臣 「記録はございません」
政治資金規正法の改正を巡っては、26日から各党の議論が始まる予定です。