将棋の藤井聡太八冠(21)に豊島将之九段(33)が挑戦する、名人戦七番勝負第2局の2日目が千葉県の成田山新勝寺で始まりました。

 名人戦第2局の2日目は豊島九段が封じた39手目が開封され、24日午前9時に始まりました。

 藤井八冠は20日の叡王戦第2局に敗れたためタイトル戦の連勝が16勝でストップし、歴代1位の17連勝には届きませんでしたが、タイトル戦自体は21連覇していて記録を更新中です。

 この名人戦は初防衛がかかっていて、藤井八冠は「第1局で反省点があったので、それを踏まえてより良い将棋が指したい」と連勝を狙います。

 一方、5年ぶりの名人返り咲きを目指す豊島九段は、「第1局は9時間という持ち時間で久しぶりに対局して手ごたえがあった」と話していて、第2局に勝ち1勝1敗のタイに戻したいところです。

 それぞれ9時間の持ち時間のうち、藤井八冠は5時間21分、豊島九段は4時間31分を残していて、勝敗は今夜決まる見込みです。