栃木県那須町で焼けた夫婦の遺体が見つかった事件で、夫婦が暴行を受けたとみられる都内の住宅のガレージから血痕が見つかったことが分かりました。

 平山綾拳容疑者(25)は仲間と共謀し、16日、那須町で宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体に火を付けて損壊した疑いが持たれています。

 この前の日に宝島さん夫妻は、品川区のコンビニで平山容疑者から車を借りた知人2人と、都内の住宅で接触したとみられます。

 この住宅で夫妻は暴行を受けた可能性があるとして、警視庁は24日までこの住宅の現場検証をしました。

 その後の捜査関係者への取材で、この住宅は空き家で、ガレージから血痕が見つかったことが分かりました。

 押収された車からは幸子さんの血痕が見つかっていて、警視庁は、この住宅で暴行を受けた後に車に乗せられた可能性もあるとみて調べています。