東北の聖地を訪ねて

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5月16日(土曜日)放送 第52回 山形県置賜地方 置賜さくら回廊~桜舞う伊佐沢念仏踊り~

山形県の南部、置賜地方には樹齢数百年という桜の巨木や古木が点在していて「置賜さくら回廊」と呼ばれ、桜の名所として知られています。
中でも長井市伊佐沢地区には置賜地域随一の桜の古木、伊佐沢の久保ザクラがあります。樹齢推定1200年、国の天然記念物になっているエドヒガンザクラです。この桜が満開になる頃、この桜の木の下でこの地に古くから伝わる豊作を願う踊り、伊佐沢念仏踊りを村人が踊ります。太鼓や笛の演奏1曲に対して、踊りのパートが9つに分かれ、それぞれ別の動きをするのが特徴です。
豊作を願う農村の舞い。時代が変わっても太鼓と笛の音、桜吹雪は人々の魂をふれあわせ心を晴れやかにしてくれます。そして過疎化が進む農村において念仏踊りは地域の結束を確かなものにしています。桜の花散る、春の宴。古より繰り返される人々の営みを今年も桜は見守っていました。

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