東北の聖地を訪ねて

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2月13日(土曜日)放送 第61回 岩手県 吉浜のスネカ ~三陸の海に伝わる来訪神~

今回は岩手県大船渡市三陸町吉浜で小正月に行われる吉浜のスネカをご紹介します。海辺の集落に伝わるスネカは、人々に豊穣と幸福をもたらす来訪神です。
鬼とも狼とも龍とも言われる奇怪な顔をし、豊漁を表すアワビの殻を腰にくくりつけ、豊作を表す米俵を背負い、荒い鼻息を響かせながら山から降りてきます。
男鹿のナマハゲと同じく、怠け者を戒め、子どもには親の言うことを守るよう諭します。180年以上の歴史があると言われる吉浜のスネカは自然に対する畏敬の念が擬人化し、さらに神格化して今に伝わっていると考えられています。

 

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