南岸低気圧の影響で、宮城県は１１日の明け方にかけて大雪となる所がある見込みで、気象台は宮城県全域に大雪警報を出し警戒を呼び掛けています。

　上空の寒気と南岸低気圧の影響で、宮城県では午後から広い範囲で雪が降っています。　午後６時時点の積雪は駒ノ湯で１１３センチ、新川で１９センチ、仙台で８センチなど平地でも雪が積もっているところがあります。

　日中も気温が上がらず、最高気温は仙台でマイナス０．２℃、古川でマイナス１．５℃、石巻でマイナス１．８℃と多くの地点で真冬日となりました。

　「寒いです、雪の量も今まで見たことがないくらい降っていて、こんなに降ると思わなかった」「実家に帰りたいんですけど、交通機関が止まってしまったら困る」

　宮城県では１０日夜から１１日の明け方にかけて、更に雪が強まるところがある見込みです。

　１１日夕方までの２４時間に降る雪の量は、いずれも多い所で山沿いで３０センチ、平地で２０センチと予想されています。

　気象台は大雪による交通への影響や、建物や農業施設への被害に警戒するとともに、電線への着雪による停電にも注意を呼びかけています