仙台市宮城野区の高齢者施設で、浴槽から基準値をわずかに上回るレジオネラ属菌が検出されました。これまでに利用者の健康被害は確認されていません。

 基準値を上回るレジオネラ属菌が検出されたのは、宮城野区の仙台市高砂老人福祉センターです。

 仙台市によりますと9日、保健所による年1回の定期検査で浴室の水質を調べたところ男性用の浴槽から基準値をわずかに上回るレジオネラ属菌が検出されたということです。

 これまでに入浴設備を利用した138人のうち112人と連絡が取れ、咳や38度以上の高熱などレジオネラ症が疑われる健康被害は確認されていないということです。

 連絡が取れていない利用者については、引き続き健康状態の確認を行っています。

 この施設と併設するデイサービスセンターでは、原因の特定と対策が完了するまで、入浴設備の使用を停止するとしています。