仙台朝市で長年にわたって市民の台所として親しまれてきた青果店、今庄青果が自己破産の手続きを始めたことが分かりました。コロナ禍や輸送費の高騰で業績が悪化したということです。

 18日に仙台地裁に自己破産を申請したのは、青葉区中央の今庄青果です。

 帝国データバンクによりますと、1946年創業の今庄青果は、仙台朝市で青果店2店舗を運営するほか若林区の卸町店で飲食店向けの卸売りも手掛け、1997年6月期の売上げは5億円を計上していました。

 しかし、仕入れ費用や輸送費の高騰に加えコロナ禍で取引先の飲食店が激減したことで業績が悪化し、2023年3月期の売り上げは1億6000万円に落ち込んでいました。 15日に事業を停止していて、負債額は約2億3100万円に上るということです。