16日の日経平均株価は、アメリカの主要な株価指数が下落したことなどから700円以上、値下がりして取引を終えました。
アメリカ政府が発表した3月の小売の売上高が市場予想を上回ったことから、中央銀行にあたるFRBの利下げ時期が遅れるという見方が広がりました。
また、中東情勢の不安定化などの要因も重なってニューヨーク市場が下落した流れを受け、日経平均は取引開始から500円以上、値下がりし、下げ幅は一時900円を超えました。
終値は15日よりも761円安い3万8471円で、ほぼ1カ月ぶりの水準です。
市場関係者からは「地政学的リスクで一気に投資家心理が冷え込んでいる」という指摘もあります。