ウクライナのゼレンスキー大統領が動員に関する改正案に署名しました。5月16日に施行されます。

 法案は動員の規定を強化するもので、徴兵逃れの罰則強化などが盛り込まれています。

 一方、当初盛り込まれていた「動員された兵士は3年後に動員を解除される」とする条項は削除されました。

 ウクライナ東部でロシア軍が攻勢を強めるなか、ウクライナは兵力の増強が喫緊の課題となっているとみられます。

 ゼレンスキー大統領は、ミサイル不足も深刻化していると訴えています。

 ゼレンスキー大統領は16日に公開されたアメリカメディアのインタビューで、ウクライナが防空ミサイルを使い果たしたため、ロシアがキーウ近郊の火力発電所を破壊することに成功したと述べました。

 そのうえで、「アメリカの支援がなければ私たちに勝利はない」と述べ、アメリカ議会が一刻も早くウクライナ支援を承認するべきだと訴えました。