新型コロナウイルス以降の世界的な労働力不足について、観光大手「星野リゾート」の星野佳路代表は、国内の観光業の労働条件を他の産業と同じレベルに引き上げるチャンスだという認識を示しました。

星野リゾート 星野佳路代表 「この一時的な労働力不足というのは観光業が一流産業を目指すうえで、すごく良いチャンスだと思っている」

 星野代表は観光業は新型コロナで雇用を控えていたため、需要が一気に戻ってきて必要な労働力との間にギャップができたと指摘しました。

 解決策は必要人員をそろえて維持することだとして退職率の低減と採用強化を挙げ、観光業に良い人材を集めるためには今こそ労働条件を他の産業と同じレベルに引き上げていくべきだと強調しました。

 星野リゾートでは休みや残業手当の増加、初任給の引き上げなどで過去最高の年間1000人を採用したいとしています。