オリンピックの金メダルも期待された桃田賢斗選手(29)が代表引退を発表。「悔しい」と口にしました。

■桃田賢斗 代表引退「悔しい」

バドミントン 桃田賢斗選手 「苦しいこともたくさんあったし、自分の中で思うようなプレーだったり自分なりに試行錯誤をやってきたつもりだったが、代表を引退しようと決意した」

 バドミントン元世界ランク1位で、日本バドミントン界を牽引(けんいん)してきた桃田選手の代表引退会見。

 日本代表となり、2016年に当時、世界ランク2位でリオオリンピックでの活躍も期待されていた桃田選手でしたが、闇カジノ店での賭博行為が発覚。

桃田賢斗選手 「僕自身、たくさんの人に迷惑をお掛けして支えていただいて、周りの人たちから愛されるような選手になりたいと自分なりに思っていたなかで、達成できたかどうかは分からないですけど」

 復帰の翌年に初の世界ランク1位に。さらに、その翌年も世界選手権で優勝し、2連覇の快挙を成し遂げました。

 絶頂期だった2020年1月、マレーシアで交通事故に巻き込まれ、目のまわりの骨が折れてシャトルが見えにくくなるけがをした桃田選手。

 東京オリンピックでは金メダルが期待されていましたが、まさかの1次リーグでの敗退。

桃田賢斗選手 「今、思い返しても悔しい思いしかない。自分が昔から憧れていたオリンピックの舞台に立てたのは、すごく良い経験ができたなと思う。今では本当にたくさんの人に応援してもらえるようになって、僕の日本代表としての約10年間は本当に誇らしいものだったのでは」