職員2人が逮捕された官製談合事件を受け、宮城県石巻市は再発防止に向けた委員会の初会合を開催しき再発防止マニュアルの作成を検討することを明らかにしました。

 官製談合再発防止対策検討委員会は、石巻市の各部長ら10人が委員となり、30日に初会合を開催しました。

 石巻市の官製談合事件では、市が発注した下水道工事をめぐり設計書の写しを業者に渡した疑いで市の職員2人が逮捕されています。

 委員会では、事務局がこれまでの市の対応として、業者を指名停止にしたり市の課長以上の職員に対する研修を行ったりしたことを説明しました。

 阿部金也総務部長「本人から話は聞けていないが、我々の事務の流れについては検証はできる。瑕疵がなかったかどうか実際に事務をしている職員の聞き取り、アンケートを取りながら確認していきたい」

 委員会は今後、課長らでつくる幹事会での議論も踏まえた上で、再発防止のマニュアルを作成することなどを検討するということです。