先月末から今月頭に政府・日銀が為替介入を行った可能性があることについて、経団連会長は、介入があったとしたら「良いタイミングだった」と述べました。

経団連 十倉雅和会長 「もし(介入)されたとしたら良いタイミングでされたんかなと思いますが(政府は)ノーコメントということですから」

 経団連の十倉会長は、為替介入があったかは政府がノーコメントとしているので分からないと前置きしたうえで円相場が円高に動いたことへの見解としてこう話しました。

 過度の為替変動への対応は「過去にもあったし、ありうべし」との見解も示しました。

 また、1ドル=150円を超える円安水準は日本経済の実力を反映しておらず、「いくらなんでも安すぎる」と改めて強調しました。

 そのうえで、原材料費の上昇による物価の押し上げなど、副作用もあると指摘しました。