“白いバッグの女”が防犯カメラに映っていました。

 早朝、ホルモンの無人販売店に姿を現した女。冷蔵庫の前を行ったり来たりしながら冷凍肉を次々と取り出し、白いバッグに詰めていきます。これは窃盗事件です。

 バッグは取った商品でいっぱいになっています。店によると、取られたのは冷凍肉10袋や冷凍キンパなど約1万5000円分に上ります。

 これに対し、白いバッグの女は“代金支払いトリック”を見せていました。

 財布から8000円を取り出し、料金箱に入れようとして一度手元に戻します。最終的には札を入れたのですが、違和感が。

 別の角度から見ると、8000円のうち7000円を素早く財布の陰に隠し、千円札1枚だけを払う手品のような動きを見せていたのです。

無人販売店のオーナー 「もし見つかったら『入れたと思います』と言おうと思っているのか分からないけど、常習犯なのかなという気もします」

 この店では約10日前にも被害が。今度は男が約5000円分の商品を盗んだうえ、驚くようなものまで盗んでいきました。

 男が手にしたのは、掃除用のモップ。

 柄の部分を縮めてみたり、各部を入念にチェックすると、そのままモップを持ち去ったのです。

無人販売店のオーナー 「(映像を)警察官・刑事が見ているが、『モップまで持っていくのは初めて見た』と。ちょっと驚きですね」

 立て続けに起きた2度の被害について、捜査が始まっているということです。