紅麹を使ったサプリメントを摂取した人が死亡した問題の影響で、小林製薬は2月に発表した通期の業績予想をいったん取り下げて「未定」としました。

 小林製薬は今月10日、今年1月から3月の決算で、紅麹原料を含む製品を回収したことなどによって約38億円の損失が生じたと発表しました。

 1月から3月までの純利益は9億7600万円で、去年の同時期と比べて7割以上減りました。

 また、この問題を受け、2月に発表した売上高1856億円、純利益を205億円とした通期の業績予想を取り下げて未定としました。