政府はイランにいる日本人が国外への退避を希望した場合、陸路での輸送を検討していることが分かりました。
イスラエルとイランの攻撃の応酬が激しさを増すなか、イランの空港は閉鎖された状況が続いています。
政府関係者によりますと、日本人がイラン国外への退避を希望する場合、政府が車両を手配して陸路で輸送することを検討しています。
輸送先は国境を接するトルクメニスタンやアゼルバイジャンなどが候補に上がっていて、外務省が安全に輸送できるか状況確認を続けています。
岩屋外務大臣は16日、イランのアラグチ外相と電話会談し、「事態をエスカレートさせる行動を慎むべき」として自制を求めたほか、日本人の保護への協力を求めました。
アラグチ外相は「全面的に協力する」と応じました。
外務省関係者によりますと、イランには300人弱の日本人がいるとみられています。