ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのミサイル攻撃に「対抗するのは困難」として、防空システム「パトリオット」の追加供与を求めました。

 ウクライナ軍によりますと、ロシア軍は8日までにミサイル45発とおよそ460機のドローンでウクライナ東部の要衝ドニプロペトロウシク州などを攻撃しました。

 これまでに3人が死亡しています。

 ゼレンスキー大統領は8日、「400機以上のドローンを無力化した」と強調しました。

 一方でロシアのミサイルについて「対抗するのは極めて困難だ」との考えを示し、「効果的に迎撃できるのはごく一部のシステムのみだ」として、欧米諸国にアメリカ製の防空システム「パトリオット」の追加供与を訴えました。

 「パトリオット」を巡ってはゼレンスキー大統領が先月、アメリカから25基を購入する準備を進めていると明らかにしています。