宮城県の塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から燃料の重油が流出した問題で、塩釜市長らが村井知事に被害を受けた漁業者への支援を求める要望書を提出しました。

 25日、塩釜港に停泊していた巡視船ざおうから燃料の重油1キロリットル以上が漏れ出しました。

 この影響で養殖のワカメやメカブ、コンブなど1300トン以上が廃棄に追い込まれ、連日油の除去作業が進められています。

 宮城海上保安部は30日、流出の原因について主燃料タンクから発電機用のタンクに移す際にポンプが稼働し続け、甲板からあふれ出たと公表しています。

 被害を受けて塩釜市の佐藤市長や地元の漁業関係者らが、村井知事に被害を受けた漁業者への支援を求める要望書を提出しました。

 国に対する全面的補償の要請支援と、被害を受けた漁具資材の撤去や処分への支援などを求めています。

 佐藤光樹塩釜市長「育ってきた海産物をこのような形で汚されたのは、地元としては憤り以外ない。まずはしっかりと補償をしていただくと」

 県では今後、漁業者への相談窓口の設置や被害を受けたワカメなどの水揚げ場所の確保を急ぐとしています。