アメリカ政府が、キューバ政府のトップである国家評議会議長を務めたラウル・カストロ氏を近く訴追する計画だとロイター通信が報じました。

 ロイター通信は15日、アメリカ司法省高官の話としてトランプ政権がキューバの国家元首である国家評議会議長を務めたラウル・カストロ氏(94)を近く訴追するため手続きを進めていると伝えました。

 訴追は、1996年にキューバ軍機がアメリカに拠点を置く亡命キューバ人団体の飛行機を撃墜したことに関連しているということです。

 ラウル・カストロ氏は当時、国家評議会議長を務めていた兄のフィデル・カストロ氏のもと国防相を務めていました。

 トランプ政権は1月にベネズエラを攻撃した後、キューバに対して事実上の海上封鎖を実施し石油供給を遮断するなど体制転換を求めて圧力を強めています。

 エネルギーや食料が不足するなか、アメリカのCIA(中央情報局)長官が14日、首都ハバナを訪れ、キューバが抜本的な変革に踏み切れば経済や安全保障上の問題について協議する用意があると伝えたということです。