仙台市を流れる広瀬川に架かる新宮沢橋の開通から、10月13日で1カ月です。周辺では車の流れがスムーズになった一方、車線表示の分かりにくさや事故が相次ぐなど、新たな課題も見えてきました。

 9月13日に開通した新しい宮沢橋は、車道が片側2車線に広がりJR仙台駅東口方面へ向かう道路が一直線につながりました。

 開通から1カ月が経ち、日頃から周辺道路を利用するタクシードライバーからは渋滞の緩和を実感する声が聞かれました。

 「スムーズになったんじゃないでしょうか。今までの感じよりとても好きですね」「長町からの抜ける道が結構スムーズになったのと、国道286号の鹿野方面から宮沢橋に抜ける方も2車線になってスムーズになったと思います」

 13日朝にタクシーに同乗して宮沢橋に向かってみると、開通前は根岸交差点に向けて慢性的に渋滞していた国道286号が、3車線のうち新宮沢橋に直進する右側2車線はスムーズに流れていました。

 一方、五橋方面に左折する左側1車線では、根岸交差点に向けて約1.5キロの渋滞が見られました。

 タクシードライバー嶺岸利雄さん「今までは1車線目と2車線目が左折だった。今度は1車線だけになったので、進み具合は左折はあまり変わらないかもしれない。逆に直進は2車線になったので早いと思うんですよね」

 更に、根岸交差点を左折して愛宕大橋に進むと開通前に比べ、車の流れがスムーズになっていました。

 タクシードライバー嶺岸利雄さん「もう格段に早いですね」

 開通によって、周辺の交通状況にも変化が見られた一方で、安全面では課題もあります。

 根岸交差点では、開通に伴い車線や信号機の運用が変更されました。交差点では以前の車線表示の跡が浮き出て、新しい表示が見えにくい箇所もあります。

 タクシードライバー嶺岸利雄さん「古い表示と新しい表示と混ざっていて、車線取りが分からなくなっている人もいると思うんですよね」

 宮城県警によりますと、根岸交差点では9月13日の新宮沢橋開通から10月12日までに9件の物損事故が起きています。

 仙台市は、車線に色を付けて走行車線を分かりやすくするなど対策を進めています。

 警察と仙台市は「道路標示や標識を事前によく確認して走行してほしい」と呼び掛けています。