宮城県は、2022年度の県内の待機児童数が75人になったと発表しました。調査を始めた1998年以降初めての2桁台で、過去最少になりました。

 県によりますと、4月1日時点の県内の待機児童数は2021年に比べ147人少ない75人で、調査を始めた1998年以降、2008年の1270人をピークに最も少なくなりました。

 75人の待機児童のうち0歳児が24人、1歳児が26人、2歳児が15人と3歳未満が全体の8割以上を占めています。

 2022年度初めてゼロを達成した仙台市をはじめ、県内22の市町村で待機児童数がゼロとなっていて、県では保育所の整備を進めたことが大幅な減少の要因と見ています。 ただし、希望の保育所に入れず保護者が育休の延長を余儀なくされるなどのいわゆる隠れ待機児童は仙台市で428人、仙台市以外では168人いて保護者のニーズに見合った保育施設の整備が求められます。