6日から3日間、杜の都の夏を彩る仙台七夕まつりが開催されます。繁華街のアーケードには、祭りを盛り上げる巨大なアートがお目見えしました。

 塩月菜々瀬記者「人々が行き交うアーケードを、仙台の魅力が詰まったアートが彩ります」

 老朽化により解体工事が進む、イオン仙台店などが入居していた青葉区中央の読売仙台ビルの仮囲いに、巨大なアートが設置されました。

 街行く人たちは、吹き流しにサンドウィッチマンと羽生結弦さんがデザインされた、幅33メートル、高さ6メートルの迫力あるアートを写真に収めていました。

 「私は結弦君ファンだから」「こういうきれいな物があれば(解体工事も)2年ぐらいかかるわけだからそのほうがいいかな」

 アートは、2027年の1月末まで設置される予定です。

 こちらは大詰めです。仙台七夕まつりで展示される復興への願いを込めた折り鶴飾りの制作が進んでいます。

 震災からの復興を祈り仙台市の全小中学校で児童生徒が1人1羽ずつ作り、2011年から展示されています。

 およそ7万8000羽が集まり、南光台東中学校の生徒が羽を広げて木材に結び付けるました。中には震災当時まだ生まれていない生徒も。

 中学生「(仙台で)復興に向けてやってる活動によって、他の場所で起きた震災の復興も、元気もらったりとか頑張れるんじゃないかみたいな気持ちになれたらいいなって思って折ってます」「見てもらって元気出してもらったり、災害への意識を高めてほしいなって思います」

 折り鶴飾りは、仙台七夕まつりの期間中、藤崎前に展示されます。