宮城県名取市で職員の健康維持のために、ある取り組みが始まります。仕事中に座る椅子を姿勢が良くなるあの健康器具に変えます。

 24日午前に行われた、名取市長の定例会見。市政の現状や課題を発表する大事な会見ですが、市長が座っているのは椅子ではなくバランスボールです。

 山田司郎名取市長「職員の健康増進策の一環として、12月1日から試験的に事務用椅子の代わりにバランスボールを導入することにいたしました」

 バランスボールとは、その名の通り不安定なボールの上でバランスを取ることで、姿勢を良くしたり体幹を鍛えたりすることができる健康器具です。

 名取市では若手職員から「健康維持のために仕事中に座る椅子をバランスボールに切り替えてはどうか」という提案があり、12月から試験的に導入することになりました。

 松本龍アナウンサー「職員の健康管理や労務管理を担う総務課では、12月の試験導入より一足早く、職員がバランスボールに座って仕事をしています」

 職員「なかなか体勢を維持するのが大変かなと思います」「思ったより変じゃないというか違和感ないという気がします」「今のところは平気です。そのように感じたら椅子に戻していこうと思います」

 名取市では、3カ月をめどに試験的に導入して職員の意見を聞きながら、本格的に導入するか検討するということです。