今シーズンは、宮城県気仙沼市だけではなく、全国各地で鳥インフルエンザウイルスが検出されています。こうした事態を受け、仙台市太白区の八木山動物公園では、ペンギンなどの鳥類を屋内に移動させるなど感染対策を取っています。

 前田さつき記者「普段はこちらに30羽ほどのハクチョウやカモが展示されているのですが、今は池の水が抜かれ1羽もいません」

 八木山動物公園では、野鳥と接触しないよう12日から感染対策が行える展示スペースが無いフラミンゴとダチョウの展示を休止したほか、ペンギンを屋内スペースがある飼育施設に移しました。

 15日からは屋外で展示していたハクチョウやガンなどを、四方がネットで囲まれたスペースに移しました。

 他にも、野鳥が飛来しないよう池の水を抜くなどの対策を取っています。

 訪れた人たちからは楽しみにしていた動物を見ることができず、残念がる声も聞かれました。

 訪れた人「鳥のインフルエンザだけど、ペンギンとフラミンゴ見たかった」

 八木山動物公園では、フラミンゴなどの展示を再開する時期についてはめどが立っていないということです。

 八木山動物公園飼育展課橋本渉課長「動物園でも飼育している鳥で残念ながら、発生している施設とかもありまして、全国の動物園が二重三重に対策のレベルを上げてやっている状況でございます」