水産業の効率化を図ろうと、魚を自動で仕分けるシステムの実証実験が宮城県気仙沼市で行われました。

 魚の自動選別システムは、東北大学と仙台市のIT企業などが連携して開発していて、1日は気仙沼港に水揚げされたサバやアジなど約50キロを使って行われました。

 このシステムは魚のデータをAI=人工知能に学習させ、ベルトコンベヤーで運ばれてくる魚をカメラで認識し、データと照合して判別します。

 魚は大きさ別や種類別に仕分けられ、自動でケースに運ばれます。

 1分間で約200匹の判別が可能で、17種類を仕分けることができるということです。

 実用化は2024年度以降で、将来的には仕分けに掛かる人手の7割削減につなげたいとしています。