東北電力の従業員が子会社が持つ競合する会社の顧客情報を不正に閲覧していた問題で、顧客情報を管理する東北電力ネットワークが再発防止策をまとめ、経済産業省に報告しました。

　東北電力ネットワークが管理している競合他社の顧客の名前や電話番号などを、東北電力の従業員が不正に閲覧したことが約３万７０００件確認されています。

　東北電力ネットワークは１７日、再発防止策を経済産業省に報告し発表しました。

　公正な競争を損なう行為の防止に取り組む委員会を社内に設けたほか、違反行為についての通報窓口の設置や顧客情報などにアクセスできるパソコンや権限の管理の厳格化などを盛り込んでいます。

　東北電力ネットワークは「再発防止策の実効性を高め、信頼回復に努めていく」としています。