東北三菱自動車販売として宮城県に店舗を構えてきた仙台市の東北自動車販売が、2日に事業を停止し仙台地方裁判所に自己破産の手続きを始めたことが分かりました。負債額は13億円を上回るということです。

 帝国データバンクなどによりますと、仙台市泉区に本社を置く東北自動車販売は、東北三菱自動車販売として1954年に設立し、宮城県に最大10店舗を構え2003年3月期の売り上げは95億3700万円を計上していたということです。

 しかし、2016年4月に発覚した三菱自動車の燃費不正問題などで売り上げが減少し、その後3店舗を売却するなど経営再建に取り組むも、2020年の売り上げは12億8700万円までに落ち込んだということです。

 負債額は2020年3月期時点で13億4900万円に上るとみられ、今後変動する可能性があるということです。