自民党派閥の政治資金パーティー券をめぐる問題について、2022年に仙台市青葉区で開催された政治資金パーティーで自民党所属の宮城県議会議員4人が、パーティー券収入の一部を党側から寄付として受け取ったにもかかわわらず、政治資金収支報告書に記載していなかったことが分かりました。

 政治資金収支報告書に不記載があった県議は、村上智行議員、佐々木幸士議員、菊地恵一議員、渡辺拓議員の4人です。収支報告書は、18日までに訂正しています。

 自民党県連は2022年6月に安倍晋三元総理を招いて政治資金パーティーを開き、県議らに1枚1万円のパーティー券を25枚売るようにノルマを課しました。

 4人はノルマ以上に売った超過分の半額に当たる1人10万円から50万円を県連から寄付名目で受け取ったにもかかわわらず、自身が代表を務める資金管理団体などの政治資金収支報告書に記載していませんでした。

 それぞれの議員に支払った記録は、県連側の報告書に記載されていました。

 自民党佐々木幸士県議「事務的な誤りとはいえ、政治不信を助長することになり心から深くおわび申し上げます」

 同じパーティー券をめぐり仁田和廣元議員も「政治資金収支報告への記載ミスがあり近く訂正を届け出る」としています。