デンマークの首都コペンハーゲンにある17世紀に建てられた歴史的建造物で火事があり、建物の一部が倒壊しました。

 16日朝、コペンハーゲン中心部の「旧証券取引所」から大きな炎が上がりました。

 この火事で、高さが56メートルあり、4頭のドラゴンの尾が絡み合う形をした象徴的な尖塔(せんとう)が倒壊しました。

 現地メディアは、建物内にいた人は逃げて無事で、一部の歴史的な絵画なども運び出されたと伝えています。

 建物の周囲には改修工事のための足場が組まれていたため消火活動が難航し、火事の原因も特定できていないということです。

 旧証券取引所は1625年ごろに建てられた400年の歴史がある建物で、内部の見学はできませんが、観光客にも人気でした。