利用率が低迷するマイナ保険証の利便性を国が猛アピールするなか、別人の情報がひも付けられた誤りが新たに明らかになりました。

武見敬三厚労大臣 「救急車で病院に運ばれた時、マイナ保険証があれば、医療機関でどんな病気を持っていたかすぐ分かる」

 政府は12月に今の健康保険証をマイナ保険証に一本化します。

 しかし、利用率はわずか5%台にとどまっていて、来月からは利用率を上げた医療機関に最大20万円を支給するなど取り組みを強化します。

 そんななか、別人の情報がひも付けられていたケースが新たに545件あったことも明らかになりました。

 今の保険証を残すべきと主張する医療関係者らからは「利用率の低さは信頼のなさの現れだ」と批判の声が上がっています。