マイナンバー保険証に対応している病院などへの調査で、対象の26の事業所のうち過半数で本人確認などトラブルが確認されたという結果がまとまりました。

 宮城県民主医療機関連合会、宮城民医連が健康保険証とマイナンバーカードが一体化したマイナ保険証に対応している宮城県の病院や保険薬局など26事業所にトラブルの有無を尋ねたところ、過半数の14事業所で起きていました。

 「情報が正しく反映されていない」「顔認証がうまくいかない」というトラブルがそれぞれ6事業所で「カードリーダーやパソコンの不具合で読み取りができない」というトラブルが4事業所で起きていました。

 トラブルが起きた14事業所のうち9事業所が「被保険者が持ち合わせていた従来の健康保険証で確認した」と答えており、宮城民医連では「現行の保険証を残してほしい」と訴えています。

 国はマイナ保険証の普及を進めていて、2024年秋に一本化したい考えです。