栃木県立博物館の職員が新種のハチを発見しましたが、当時、わずか6匹しか採取しなかったためSNSで情報提供を求めています。

栃木県立博物館 栗原隆主任研究員 「皆で驚き。『嘘でしょ』みたいな感じ。いっぱい採っても仕方ないと思い6匹くらいあればいいかなと思った。新種と分かっていれば、もう少し採れば良かった」

 2021年に見つかったのは毒針がなく人を刺さないキバチの一種です。

 通常、秋に確認されますが、春に見つかったことから調査を進め、新種であると判明しました。

 昆虫の生体を知ることは新薬の開発などに役立つこともありますが、さらなる調査をするにもわずか6匹しか採取されていないため、博物館がSNSで情報を求めました。

 すでにハチの画像など貴重な情報が多数寄せられているということです。

 標本が少ないため慎重な保管が必要で、公開期間は短く6月30日までになっています。

 今年7月には「シモツケヒラアシキバチ」という和名が正式に発表される予定です。