アメリカ軍がイランの核施設を攻撃したことについて、ヨーロッパ各国からは外交的な解決を求める声が上がっています。

 フランスのマクロン大統領は22日、SNSで、イランに対して最大限の自制を求めるとともに、「対話と、イランによる核兵器放棄が人々の平和と安全につながる唯一の道だ」と訴えました。

 また、イギリスのスターマー首相は「イランが核兵器を開発することは決して許されず、米国はその脅威を軽減するための行動を取っている」と理解を示す一方で、「中東情勢の安定は最優先事項だ」として、イランに対し、外交的解決を求めました。

 EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は「イランは決して核兵器を獲得してはならない」としたうえで、「この危機を終わらせることができるのは交渉だけだ」と主張しています。