今年度の最低賃金の引き上げの目安を決める大詰めの審議は労働者側と企業側の意見がまとまらず、結論は持ち越しとなりました。

 最低賃金は現在、全国平均で1055円で、前の年は過去最大となる50円の引き上げになりました。

 政府は2020年代に全国平均で1500円とする目標を掲げていて、今年はどこまで引き上げられるかが焦点となっています。

 これまでの議論では、労使ともに引き上げの必要性については一致しているものの、引き上げ幅やその根拠を巡って話し合いが続いています。

 今月29日午後3時から行われた議論は6時間半ほど続きましたが、決着せず打ち切られました。

 審議は31日に再開される予定です。